2026年01月11日

成人式祝辞

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まにわ充裕です。


本日、成人を迎えられた皆さん、誠におめでとうございます。


皆さんが今日、この場に立っていることは、

ご自身の努力の結果であると同時に、

多くの人の手によって支えられてきた時間の積み重ねでもあります。


私たちが今、平和な日本で暮らし、

学校に通い、地域に公共施設があり、

当たり前のように日常を送れているのは、

決して自然に手に入ったものではありません。


戦後の混乱の中から社会を立て直し、

地域をつくり、公共を支え、

次の世代のために道を残してきた先人たちがいました。


ですからまず、皆さんにお願いしたい。

今日、心の中で構いません。

この社会を築いてきた先人の方々に、

「ありがとう」と伝えてください。


皆さんは今日、

社会を「支えてもらう側」から、

「支える側」へと立場を変えました。


これからの時代は、

人口が増え続け、施設を増やせばよかった時代ではありません。

人は減り、財源には限りがあります。


だからこそ、これからの社会には

「縮充(しゅくじゅう)」という考え方が必要になります。


縮充とは、

ただ縮める、すなわち少なくすることではありません。

公共施設を含め、

本当に必要なものを見極め、

数や規模ではなく、

中身を充実させていくという考え方です。


建物が多いことが豊かさではありません。

そこに人が集い、学び、支え合えるか。

限られた中で、どれだけ価値を高められるか。

それが、これからの公共施設、そして社会の姿です。


皆さんがこれから生きる社会は、

「大きくする」よりも、

「活かす」「つなぐ」「充実させる」ことが問われる社会です。

まさに、縮充の時代です。


成人式が終わった後、

友だちと、恋人と、仲間と、

思いきり語り合い、騒ぎ、笑ってください。

それは大いに結構です。


ただ、その中で、

もう一つだけ、必ずしてほしいことがあります。


それは、

ご両親や保護者の方に、

「ありがとう」と言葉で伝えることです。


皆さんがここまで来る道のりには、

目に見えない苦労や、迷い、我慢が、数えきれないほどありました。

それを当たり前のように引き受け、

皆さんを支えてきた人がいます。


先人への感謝、

そして、身近な人への感謝。


この二つの「ありがとう」を忘れない人は、

社会の中で、必ず誰かと支え合いながら生きていけます。

それは、縮充の社会を支える力にもなります。


皆さん一人ひとりが、

この地域の公共を担い、

限られた中でも、より良い未来をつくっていく存在になることを、

心から期待しています。


本日は、本当におめでとうございます。

posted by まにわ at 15:31| 群馬 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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